実用情報 - バルザックの家

フランスを代表する19世紀の作家であるオノレ・ド・バルザック。代表作の「人間喜劇」は鋭い考察力で社会を観察し、国や時代を超えて読み継がれています。彼が晩年7年間に渡って執筆活動を行った家は、博物館と生まれ変わりバルザックの書斎のみならず、肖像画・彫刻などを公開しています。閑静なパリ16区にあるメゾン・ド・バルザックは、彼が過ごした時代へとタイムトリップに誘い込みます。2019年夏のリニューアルオープンをもって、より多くの方にバルザックの作品の魅力を知ってもらえることをスタッフ一同願っております。

利用案内

【開館時間】

火~日:10時~18

月・祝日:閉館

 

【チケット】

常設展へは入館無料

特別展へは別途料金が発生します。

 

【住所】

47, rue Raynouard

75016 Paris

 

【電話番号】

+33 (0)1 55 74 41 80

図書館

メゾン・ド・バルザックにある図書館は、日本語で書かれた書物も保有しており、一般公開(要予約)しています。バルザックの本を翻訳したものだけではなく、彼の作品に対する分析・批判を取り扱った出版物も所持しています。

連絡先

電話+33 (0)1 55 74 41 80

メールアドレスbalzac.bibdoc@paris.fr

についてもっと知るために :

【アクセス】

Métro(メトロ) :

Ligne 6 Passy駅 、

Ligne 9La Muette駅、

RER C Boulainvilliers駅またはAvenue du Président Kennedy

 

バス : 22, 32, 52, 70, 72

 

Vélib'(レンタル自転車) :  4, Rue du Ranelagh devant le RER, 1, Rue de Passy, 1-3 rue Chernoviz

 

モバイルアプリ

メゾン ド バルザック アプリで、この有名な 19 世紀の作家の作品と人生に浸ってみましょう。博物館のモバイル アプリケーションでは、あらゆる種類の訪問ルートが提供されています (英語とフランス語で利用可能)。

についてもっと知るために :

【セキュリティ】

パリ市の美術館・博物館ではセキュリティチェックを強化しています。

入館時にかばんの中を拝見させていただきます。

40×30cmを超えるかばんは館内へ持ち込み禁止となっています。

スーツケースの持ち込みは禁止されています。

 

その他の荷物は入館時にコインロッカーで預け入れてください。

 

【館内設備・バリアフリー】

車いす、ベビーカー、杖、歩行補助カートでの入館、ご観覧は可能です。

身体が不自由な方にもお越しいただけるよう設備を施しています。

ただし一部のフロアへのアクセスは階段のみとなるため、ご観覧に規制が生じてしまうことをあらかじめご了承ください。

コー​​ヒーショップ

ローズベーカリー

東京にも店舗を構えるローズベーカリーを、メゾン・ド・バルザックの庭のサロン・ド・テでもお楽しみいただけるようになりました。バルザック自身も過ごしたとされる庭で、エッフェル搭を眺めながら過ごす時間はパリ滞在の最高の思い出になるでしょう。

ミュージアムの開館時間中は、Rose Bakery カフェがお客様を歓迎し、サラダ、ペストリー、温かい料理、冷たい飲み物、温かい飲み物を提供しています。

についてもっと知るために :

日本人バルザック研究家の霧生和夫(きりゅう かずお)は、『人間喜劇』で使用される単語を分類、分析したLe vocabulaire du Balzacを発表しました。彼の研究はメゾン・ド・バルザックのサイトから観閲可能です。

『人間喜劇』のひとつでもある「ざくろ屋敷」に基づき、画ニメ(漫画+アニメ)が日本人映画監督の深田晃司画によって製作さられました。フランス文学と日本の漫画文化・高度なアニメーション技術を合わせてできたこの作品は、日本のみならずフランスでも観賞され、日仏文化交流を体現しています。

漫画家木原敏江が絵を描いたオノレ・ド・バルザックのこの短編集は、日本の出版界では本当に珍しいものです。アレクサンドル・デュマやヴィクトル・ユゴーのタイトルがすでに漫画化の対象になっているとすれば、『ラ・コメディ・ヒューメーヌ』に相当するものは存在しなかった。
このように国書館刊行物は、バルザックの最も有名な作品ではなく、愛という共通のテーマを持つあまり知られていない短編小説を翻案するという大胆な選択をしている。

この一連のテキストを説明するために、漫画家の木原敏江が選ばれたのは偶然ではありません。このデザイナーは、実際、少女スタイル、つまり感傷的で女性読者に特化した作品で日本でも知られています。 40年にわたりその作品が広く評価され、受賞歴もある木原敏江は、歴史ロマンスに焦点を当てたタイトルで特に80年代と90年代を特徴づけた重要なアーティストです。

出版社へのリンクです